みんなが教室を出て、少し静かになってから帰ろう。
まだ保育園のお迎えまで少し時間があるし、いっちゃんは今日はクラスの打ち上げに参加するって言ってた。
帰ったらちぃちゃんが料理を作ってくれてるから、その用意の手伝いをしなきゃいけない。
しばらくすると教室は静かになった。
中にはいつのまにあたしと藤咲君だけ。
…帰らない、のかな?
だって今日はクリスマスイブ。
きっと藤咲君は彼女と過ごすはずだよね。
荷物の整理が終わったあたしは、椅子に座って何か考え事をしてるふうな藤咲君に小さな声で言った。
「良いお年をー…」
席を立ち上がると、同時に、腕を掴まれる。
その腕を掴んだのは、藤咲君。
掴まれた腕からどんどん体温が上がっていく。
心拍数も、触れられたところからどんどん上がっていく。
びっくりして顔を見上げていると、藤咲君が口を開いた。
「春川、話したいことがあるんだけど、今いい?」
まだ保育園のお迎えまで少し時間があるし、いっちゃんは今日はクラスの打ち上げに参加するって言ってた。
帰ったらちぃちゃんが料理を作ってくれてるから、その用意の手伝いをしなきゃいけない。
しばらくすると教室は静かになった。
中にはいつのまにあたしと藤咲君だけ。
…帰らない、のかな?
だって今日はクリスマスイブ。
きっと藤咲君は彼女と過ごすはずだよね。
荷物の整理が終わったあたしは、椅子に座って何か考え事をしてるふうな藤咲君に小さな声で言った。
「良いお年をー…」
席を立ち上がると、同時に、腕を掴まれる。
その腕を掴んだのは、藤咲君。
掴まれた腕からどんどん体温が上がっていく。
心拍数も、触れられたところからどんどん上がっていく。
びっくりして顔を見上げていると、藤咲君が口を開いた。
「春川、話したいことがあるんだけど、今いい?」