季節は十二月。
街中はクリスマス一色でなんだかみんな少し浮足立っているみたい。
我が家も例外に無く、ちょっとしたイルミネーションを庭に飾ったり、優芽とクリスマスツリーを飾ったりした。
「ひーちゃん!ゆめ、チョコケーキがたべたいの!」
「チョコケーキね、わかった!」
ツリーの星を飾りながらニコニコ笑う優芽。
「あとね、サンタさんにおてがみ出すの!ひーちゃん、ゆめのところにサンタさんきてくれるかなぁ?」
「優芽は今年いい子だったから、きっとサンタさん来てくれるよ!」
あたしはそう言って優芽のやわらかい髪を撫でる。
その行為をして思い出すのはいっちゃんとのこと。
実はまだ告白の返事をきちんとしていない。
何回かしようと話しかけたんだけど、話をそらされちゃって。
いっちゃんのことは、もちろん大好き。
だけどその好きは、恋愛感情ではないんだ。
小さい頃から隣にいて、いつもあたしを助けてくれたいっちゃん。
街中はクリスマス一色でなんだかみんな少し浮足立っているみたい。
我が家も例外に無く、ちょっとしたイルミネーションを庭に飾ったり、優芽とクリスマスツリーを飾ったりした。
「ひーちゃん!ゆめ、チョコケーキがたべたいの!」
「チョコケーキね、わかった!」
ツリーの星を飾りながらニコニコ笑う優芽。
「あとね、サンタさんにおてがみ出すの!ひーちゃん、ゆめのところにサンタさんきてくれるかなぁ?」
「優芽は今年いい子だったから、きっとサンタさん来てくれるよ!」
あたしはそう言って優芽のやわらかい髪を撫でる。
その行為をして思い出すのはいっちゃんとのこと。
実はまだ告白の返事をきちんとしていない。
何回かしようと話しかけたんだけど、話をそらされちゃって。
いっちゃんのことは、もちろん大好き。
だけどその好きは、恋愛感情ではないんだ。
小さい頃から隣にいて、いつもあたしを助けてくれたいっちゃん。