あれから6年、約束をした俺はできるだけ月乃のそばから離れないようにしていた。
だけど高校だけは、月乃が奨学金制度のある女子高に通うことを決めたからべつに。
それでも毎朝こうしてバス停から見送ることが日課になっている。
隣の家だけど、親父は相変わらず仕事が忙しくてなかなか帰ってこれないから毎日のように月乃の家でごちそうになる。
中学まではバスケ部に所属していたが、高校ではできるだけ月乃との時間をとれるように入らなかった。
俺の生活は月乃中心に回っているんだ。
だからまさか、あんなやつが現れるなんて思ってもみなかったんだ。
俺の生活は変わらない、そう思っていたのに。
「れーんっ!おはよ!」
自転車置き場に自転車をおいて、鍵をかけていると後ろから肩を叩かれた。
「…隼人か…」
「なんだよ!朝から暗い顔しちゃってさ!今日から新学期だぜ?」
だけど高校だけは、月乃が奨学金制度のある女子高に通うことを決めたからべつに。
それでも毎朝こうしてバス停から見送ることが日課になっている。
隣の家だけど、親父は相変わらず仕事が忙しくてなかなか帰ってこれないから毎日のように月乃の家でごちそうになる。
中学まではバスケ部に所属していたが、高校ではできるだけ月乃との時間をとれるように入らなかった。
俺の生活は月乃中心に回っているんだ。
だからまさか、あんなやつが現れるなんて思ってもみなかったんだ。
俺の生活は変わらない、そう思っていたのに。
「れーんっ!おはよ!」
自転車置き場に自転車をおいて、鍵をかけていると後ろから肩を叩かれた。
「…隼人か…」
「なんだよ!朝から暗い顔しちゃってさ!今日から新学期だぜ?」