あっ!
シュートした!
思わず机のしたで小さくガッツポーズを決めちゃう。
もう一度、窓の外を見ると、彼はサッカー部のキーパーをさしおいて、見事にゴール!
やったーー!
「…るかわ、春川!」
へっ?
頭をぱこんと叩かれて、振り替えると、先生が怖い顔をして立っている。
ヤバい、今授業中だった!
「さっきから何をそんなに窓の外ばかり見てるんだ?授業に集中しなさい!」
「すみません!」
いけないいけない!ただでさえ、数学は苦手なのに。
黒板に向き直るけどまた窓の外が気になって仕方ない。
あたしの名前は春川日菜。
無事高校一年生の三学期を迎え、もうすぐ二年生になる。
運動も勉強も普通で、これといって特に得意なこともない、平々凡々な16才。
そんなあたしは、ただいま絶賛片想い中なのです!
そのお相手は…
またしてもシュートを決めた、窓の外の彼、
藤咲廉君!
藤咲君は同級生はもちろんのこと、先輩、先生までもがメロメロのこの学校の王子様的存在。
180㎝はあるであろうモデルのような長身に整った顔立ち。
かっこよくもあり、かわいらしくもあり、そしてなにより美しいという言葉がぴったりかもしれない、そこらの芸能人顔負けの容姿。
おまけに今見た通り、運動神経もばつぐん。
そんなあたしみたいな庶民には到底手の届かない藤咲君に恋をしたのは今から一年前。
シュートした!
思わず机のしたで小さくガッツポーズを決めちゃう。
もう一度、窓の外を見ると、彼はサッカー部のキーパーをさしおいて、見事にゴール!
やったーー!
「…るかわ、春川!」
へっ?
頭をぱこんと叩かれて、振り替えると、先生が怖い顔をして立っている。
ヤバい、今授業中だった!
「さっきから何をそんなに窓の外ばかり見てるんだ?授業に集中しなさい!」
「すみません!」
いけないいけない!ただでさえ、数学は苦手なのに。
黒板に向き直るけどまた窓の外が気になって仕方ない。
あたしの名前は春川日菜。
無事高校一年生の三学期を迎え、もうすぐ二年生になる。
運動も勉強も普通で、これといって特に得意なこともない、平々凡々な16才。
そんなあたしは、ただいま絶賛片想い中なのです!
そのお相手は…
またしてもシュートを決めた、窓の外の彼、
藤咲廉君!
藤咲君は同級生はもちろんのこと、先輩、先生までもがメロメロのこの学校の王子様的存在。
180㎝はあるであろうモデルのような長身に整った顔立ち。
かっこよくもあり、かわいらしくもあり、そしてなにより美しいという言葉がぴったりかもしれない、そこらの芸能人顔負けの容姿。
おまけに今見た通り、運動神経もばつぐん。
そんなあたしみたいな庶民には到底手の届かない藤咲君に恋をしたのは今から一年前。