僕が君の元へと来てから数ヶ月後。
ゆっくりだけど確実に時間は穏やかに流れていった……。
少しずつだけど君は母親以外の誰かと一緒ならば、クリニックの通院以外でも外出が出来るようになって、外で過ごせる時間も場所も増えていた。
「風が気持ちいいね」
休日の午後。
僕は君の家から少し離れた場所にある小さな公園のベンチに君と一緒に腰をかけていた。
きっかけは君からのメールだった。
「出かけたい……」
素っ気ない一言に見えるが君が何かをやりたいというのはとても珍しいことなので嬉しかった。
すぐさま君の携帯電話に電話をかけるとソプラノの可愛らしい声が聞こえてきた。
「出かけたいって、いつ?」
「どこに行きたいの?」
1つ、1つゆっくりと確認してゆく……。
そして、決まったのが休日の午後。
君の家の近くの公園……と、なったのだったーー……。
ゆっくりだけど確実に時間は穏やかに流れていった……。
少しずつだけど君は母親以外の誰かと一緒ならば、クリニックの通院以外でも外出が出来るようになって、外で過ごせる時間も場所も増えていた。
「風が気持ちいいね」
休日の午後。
僕は君の家から少し離れた場所にある小さな公園のベンチに君と一緒に腰をかけていた。
きっかけは君からのメールだった。
「出かけたい……」
素っ気ない一言に見えるが君が何かをやりたいというのはとても珍しいことなので嬉しかった。
すぐさま君の携帯電話に電話をかけるとソプラノの可愛らしい声が聞こえてきた。
「出かけたいって、いつ?」
「どこに行きたいの?」
1つ、1つゆっくりと確認してゆく……。
そして、決まったのが休日の午後。
君の家の近くの公園……と、なったのだったーー……。