翌日。

面会時間が始まると同時に僕が君の病室へ訪れると……すでに君の元へと訪れていた君の両親の顔色がさっ……と、変わった……。
不快感を露わにした表情(かお)だった……。
……なんとなくだけど予想はしていた……。
無理もない……。
昨日、君の両親の想いを知ったにも関わらず……僕が平然と現れたのだから……。
君の両親からしてみれば……
『何一つ…自分達の想いは伝わっておらず、それどころか……楯突くような真似を……』
そう思われていても仕方ないよな……と、いう雰囲気を君の両親の様子から容易に感じ取ったーー……。