あの後、美琴くんとたくさん話して色々お互いを知れた。



私と同い年なこと、好きな食べ物はいちご、趣味は音楽を聴くこと。


バスケットボールもやっていて美琴くんの身長が高いのも納得できる!


なんと美琴くんは183cmもあるらしい⋯。



話しててわかったんだけど、美琴くんは何を考えているかわからない⋯。



ずっとボーッとしてるしなんだかちょっとうさぎみたい⋯?





「絃の家どこ?」




「えっとね〜⋯」







はっ⋯



今気がついたけど今日会った人を家に連れ込むのはまずいんじゃ⋯!?




お母さんもきっと驚いちゃうし⋯






「い、家は結構遠いから私荷物持ってくね!!ありが⋯⋯」




「ん、ここかー。胡桃沢って書いてある。家でかい。」




「ちょっと美琴くん!?」








いつの間に⋯!?





お母さんごめんなさい⋯!!






「おかえり⋯⋯って、え?」




美琴くん早すぎる⋯⋯追いつかないよ。





「ちっす。」



とにかく困惑してしまっているお母さんを何とか説得しないと⋯。



「えーーとねお母さん⋯⋯
かくかくしかじか〜〜」






「⋯やだ〜♡絃ったらモテモテ!」






「もうお母さん⋯っ!!」






お母さんは美琴くんを見るなり「イケメン♡」と目をハートにしてしまっている。