どういうこと⋯!?



ナンパする?この人が?私に?!




何もかも分からないことだらけで困惑しちゃう⋯






「でもさっき大人気ないとか言ってましたよね⋯」






「あー演技ね。まあ大人ってそういうこと言ったら結構効くじゃん。」






「えぇ⋯」






「まぁ俺まだ子供だし。大人気なくてもいい。」









この人矛盾しすぎてる気が⋯。





⋯というか忘れてた!!お買い物行かなきゃ!






「私お買い物頼まれているので⋯」








「じゃ、俺は荷物持ち係で。」










いやいやいらない!!


どうせ私とお母さんの分だけだし1人で持って行けるよ!







「荷物は母と私の2人分だけなので大丈夫ですよ!!」







「なに、俺は入れてくんないの。」








そう言うと男の子は可愛く首を傾げた。





そ、それは3人分買えと⋯?




というか圧が凄すぎて断れないよっ!







「わかりました⋯⋯⋯」






「うっしゃ」







了承してしまった⋯⋯。





私たちはそのままスーパーへと向かった。