あー、好き。

もう、大好き。

それしか出てこない。

これが好きってことなのか。

恋に落ちるってことなのか。

参ったな…

これからどうすんだ、俺。

こんな可愛く映っちゃったら、みんな好きになっちゃうじゃん。

俺だけの環ちゃんになってよ。

他の誰にも渡したくない。

「流星、最近なんか変だね。」

店長にもそんなことを言われる始末。

俺、変わったのかな。

全部環ちゃんのせいだよ。

「前のチャラさが消えて、なんかかわいい。」

二十歳年上の高校生の子供がいる店長に言われてもな…

「あっ、そうそう。カットモデルコンテストのおかげで指名でいーっぱい予約入ってるから、頑張ってね!」

俺指名?

それは素直に嬉しいかも。





「なんか最近、流星君変わったね。」

久しぶりに実家に帰ると遊びに来ていた姉貴の友達、澪ちゃん。

陽呂の姉でもある。