「お疲れ様でしたー。」
突然発表された新作の新薬のプレゼン。
忙しい人のプレゼンだったため、こんな遅い時間に始まり、終わる頃には日付を越えていた。
「久住さん、お疲れ様。急にこんなことになっちゃってごめんね。」
「いいえ、平気です。新薬開発に関われて何よりも嬉しいですから。」
私がずっと一番興味があった分野だもん。
「そっか、なら良かった。」
ニコッと笑う川澄先輩はあの日から何も変わらない。
あの日というのは一週間前の出張であったこと。
私、この人から告白されたんだよね。
まだ実感もわかないし、何も言ってこないからなかったことにされてるのかなって思っちゃうくらい。
「もう終電もないし、送るよ。」
そっか、もうそんな時間。
まさかあいつ、まだ待ってないよね?
ずっと待ってるとか言ってたけど、さすがにもう帰ってるよね?
「久住さん、どうしたの?」
だけどバカなあいつのこと。
突然発表された新作の新薬のプレゼン。
忙しい人のプレゼンだったため、こんな遅い時間に始まり、終わる頃には日付を越えていた。
「久住さん、お疲れ様。急にこんなことになっちゃってごめんね。」
「いいえ、平気です。新薬開発に関われて何よりも嬉しいですから。」
私がずっと一番興味があった分野だもん。
「そっか、なら良かった。」
ニコッと笑う川澄先輩はあの日から何も変わらない。
あの日というのは一週間前の出張であったこと。
私、この人から告白されたんだよね。
まだ実感もわかないし、何も言ってこないからなかったことにされてるのかなって思っちゃうくらい。
「もう終電もないし、送るよ。」
そっか、もうそんな時間。
まさかあいつ、まだ待ってないよね?
ずっと待ってるとか言ってたけど、さすがにもう帰ってるよね?
「久住さん、どうしたの?」
だけどバカなあいつのこと。