それと同時に、ふわりと香る、シャンプーの香り。

あー、なんかやばいかも。

好き、なのかも。

いや、嫌いなわけない。

嫌いな女に欲情なんてするわけないし。

でも、なんかすげえ…

あっ、そうだ!

く、苦しそうだし、…スーツの上着、脱がすくらいはしていいよな?

そーっとスーツの上着に手を伸ばす。

ゆっくりゆっくり脱がしていく。

シャツだけになった環ちゃん。

その姿にまたドキドキしてしまう。

なんだよ、これ。

中学生の童貞エロガキじゃねえんだからさ!

たかがこんなことくらいで…

いやいやいや、無理。

すっげえドキドキするし、…なんか。

あー!!

もう!

寝よう!!

このまま起きてても理性を我慢できるかわかんねえし!

俺はシャワーを浴びるとさっさと床に転がって目を閉じた。

結局眠れたのは明け方になってからなのは言うまでもない。