えっーと、確か今日は陽呂のピアノと優雨のベースセッションだっけ?

「バンド?」

「そうそう!今日はジャズメインだし、超イケメンのベーシストがいるよ!俺がおごるし!」

金ないけど、風斗になんとかうまくやってもらお。

「ベーシスト…」

お!?

これはもしかして…

「…少しだけだから。」

よ、よっしゃーーーーー!!!

俺、ナイス!

やっぱり環ちゃんがバンドに興味あったの、ビンゴ!


moonlightは今日も結構な繁盛。

「あれ、流星。今日はセッション違うよな?」

俺の姿を見た優雨が言う。

「違うよー!今日は俺、デートなの!」

すると隣から睨まれた。

でも気にしなーい!

「わあ、6本ベース。」

環ちゃんが優雨の持っていたベースに食いつく。

「すごく手が早く動くんですね。」

「そうでもないですよ、ベースやってたんですか?」

おいおい!

まさかの優雨にいっちゃう?