穏やかに笑うまひろん。

「なんだよ、まひろんこそ遥奈にさっさと告白しなさいよ!」

するとピュアまひろん、前と変わらず顔を赤くした。

「えーっと、…実は、その…」

「あれ、流星知らなかったの?真宙とはるちゃん、先週から付き合ってんだよ。」

は、はあ!?

まじかよ!

「なんで親友の俺に教えてくれなかったんだよー!!ひどいぜ、まひろん!!」

「だって先週は流星、いろいろ大変そうだったし…まあ、でも無事に遥奈と付きあうことになったよ。」

あー、なんつう幸せそうな顔をして笑うんだよ!

つうか遥奈も昨日スタジオであったんだから、言えよ!

「あ、そうそう。もうひとつ報告。波瑠姉、今年の夏に結婚することになったから。みんなハワイ来てね。」

陽呂がぽろぽろ鍵盤を触りながらサラリと言った。

「うそ!」

「マジ!?」

声を上げたのは俺とのんちゃん。