背中にドンッと痛みが走ったかと思うと、
あっという間に革のソファに押し付けられていた。

3人の男たちに見下ろされ、
敵うはずのない力が手首にかかる。


「大人の遊び、教えてあげっからさ~」

「お前、誘い方きもすぎだろ」

「うるせぇな」


ケラケラと笑いながらも、
次々と身体に伸びてくる腕に
鳥肌と震えが止まらなかった。

恐怖で喉が閉まり、声も出ない。

ただ、目の前の事実から逃げ出そうと、
顔を背けることしかできなかった。


ドスンッ


「ぇ…」


奥から物音がして、
うっすらと目を開けると、
案の定というべきか、
南も同様に押さえつけられている。


どうしよう…

なんとかしなきゃ…

なんでこんなところ来たんだろう…


込み上げてきた涙が頬を伝った。


ふと頭に浮かぶのは…


先生…!

助けて、先生!