俺達の二つ上の律先輩もめちゃくちゃかっこ良かったし、一つ下の玲ちゃんも美少年だし、末っ子の愛ちゃんはめちゃかわだし…

「そういえば、梓君、彼女できたんだってー?この前ゆずこが言ってたよー!かなりの可愛い子、つかまえたんだってね?」

柚のやつ、余計なこと言いやがって…

あいつ、この前花恋先輩が打ちに来たときあまりの可愛さにサイン求めてたくらいだからな。

「やるね!しかも、すみれが丘女学院行ってるらしいじゃん!今日、いるかな?」

「へ?」

だって今日は朝比奈大のオープンキャンパスだよな?

「あれ?知らなかった?今日はすみれが丘女学院の学祭、通称すみれ祭でもあるんだよ。中学、高校の部は昨日終わったから、今日は大学の部。」

だからこんなに人がたくさんいるのか!

いやでも、隣のキャンパスだし、まさか会うことは…

「あれ?梓君じゃん!」

「き、妃咲先輩!」

声をかけられ、振り向くとそこに立っていたのは津田妃咲先輩。