絶対にそうに決まってる。

「ありがとう、梓君…。」

やっと笑ってくれた。

その笑顔が見れるなら、俺、なんだってやるよ。

だから、花火大会の日のこと、ちゃんとあやまんないと。

「花恋先輩…俺、このまえ…、勝手なことしてすみませんでした!」

すると以外にも、花恋先輩は笑っていて。

「ううん、気にしないで。…それに私…」

え!?

「あーずさ!スイカ切ったんだけど、食べない!?って…あら?」

ゆ、柚ーーー!!

なんてタイミングの悪い!

今花恋先輩、なんて言おうとしたんだよ!

「あれ?ゆずこちゃん?」

「花恋さん!どうして?」

しかも知り合い!?

「あっ、園田、柚ちゃんが本名だっけ!いつもみんなアダ名で呼んでたから…」

「花恋さんこそ、梓と同じ高校だったんですね!」

話についていけない俺。

なに!?

二人はどういう関係!?