晃輔「はっっ……………」

気づくと僕は__________________

晃輔「ここ……どこだ…………役所…?」

知らない役所のようなところに立っていた。

東堂「いやぁ?ここは役所なんかじゃないんだよそれが。佐藤晃輔様!」

晃輔「うわっ。い、いつのまに隣に…」

東堂「あれ、ごめん。びっくりちゃいました??」

誰なんだこの人。それにここ、役所じゃないならどこなんだ。なんで俺はここにいるんだ。

東堂「ここはねぇ、人間の皆さんが亡くなっちゃったあとにこれからどうするかを決めるための施設なの。」

晃輔「は?まてまてまてまて、どういうことだ。人間が死んだ後に???は??」

僕は理解が追いつかなかった。

東堂「んまぁ、簡単な行っちゃえば現世と黄泉の国々を繋ぐ中間地点?みたいな感じです」

晃輔「なんで俺ここにいるんだよ、この通り俺生きてますよね!?なんでこんなとこに…」

東堂「まぁまぁ、詳しい話をさせていただくのでとりあえず私についてきてくださーい。あ、そうだった。申し遅れました。あたし、この施設"死亡者確認庁舎"で"死亡者未練処理係"の総務を務めさせてもらってる東堂です」

晃輔「だから!俺は死んでないって言ってるだろ!!馬鹿にしてのか!あーわかったさてはドッキリ番組か何かなんだろ。カメラどこだカメラ不謹慎だぞふざけるな!!」

東堂「はぁ…佐藤さん。きみ、自分のお腹一回確認してみて?」

晃輔「あぁ!!!嘘だ。なんだ…これ…嘘だ!!!」

俺の腹部は服も体もズタズタに刃物で刺されたような傷だらけだった。

晃輔「俺、ほんとうに…」

けどおかしい、痛くない。やっぱり俺は死んでないのか?

東堂「ショックだよねぇ。でもついてきてもらわないとあたしまだ仕事溜まってるから上の人たちに怒られちゃうのよ。お願いだからついてきて」

晃輔「…………」

もう何も分からなくなってしまった俺はその東堂と名乗る女について行くことにした。