老人は特になのも喋らないのでまた沈黙になるが、なんと言うか居心地の悪い様な気まずさはない。

老人は奥の部屋に入っていった、扉を開けて少し中を見ることができ、その中は壁一面の本棚だった、私の座っている椅子から見えるだけでも相当の数のがある。

老人は大きな一冊の本を持ってきた、書いてある文字は見たこともなくて読むことができない、外国ごと言うより古代の文字を連想させる。

「この世界はマイクロフォーサーズ」

「お前さんのことろの宇宙とはまた違う次元の宇宙だ、お前さんのところは化学が発達してるらしいが、ここではまた違う分野が発達している」