私は指についたマスタードとケチャップをナプキンで拭きながらきく。

「へぇーどんな人?美人?」

「ナッティーはすぐにそうなこと言う、坊やだよ、年はナッティーとおんなじくらいだったかなぁー」

カンくんは窓の遠くを見ながら、昔のことを思い出すかのような表情をする。

「うん想像つくよ、カンくんって年下の子と一緒にいるの好きだもんね」

「まぁーね」