「送って行かなくて平気？」

「はい、大丈夫です。ありがとうございます。」

「じゃあまたな。」

駅まで歩き、駅に着き先輩とは別れる。


ホームで電車を待ち、ちょうどよく来た電車に乗り込む。


一応もう一度お礼を言っておこうとメッセージアプリを開く。

瑞希：今日もありがとうございました。ごはん美味しかったです、ごちそうさまでした。

メッセージを送ったと同時にすぐに付く既読の文字。

早...。


と思っていたが、返信が来るわけではなく。間違えてタップしちゃった的な感じなのかなと思い、そのままスマホを閉じた。


家に着くとメッセージを受信した音が鳴る。

遥斗：こちらこそ。

とてもシンプルな返信だった。

シャワーを浴びて、布団に入る。

いつもよりも寝付くのに時間はかからず、すぐに眠ることが出来た。