「あ、瑞希ちゃんデザート食べる？クレームブリュレあるよ。」

「いただきます！」

「遥斗も食べるよね？」

「うん。」


一度席を立った真人さんはクレームブリュレを持ってくるために一度厨房に戻る。


「真人さんと、仲良いんですね。」

「まぁね。腐れ縁だよ。」

「そういうもんですか。」

すぐに戻ってきた真人さんはクレームブリュレを手にしていた。


一口食べると少し苦みがありつつも甘さが広がる。

「ん～！おいしい！！」

「おいしそうに食べてくれるね～、作りがいがあるよ。」

「本当においしいです。最高すぎます。」


素直に感想を言うと真人さんは嬉しそうに笑う。

「遥斗は？美味い？」

「うん、美味い。」