「先輩が告白すれば百発百中でしょうに。」

「いやいや、そんなことないよ。でもそろそろ彼女作って結婚したいわ。」

「へぇ、結婚願望あるんですね。」

「そりゃあね。俺子ども好きだから自分の子ども欲しいし。」


先輩の恋愛についてなんて全く聞いたことがなかったし少し意外。

「先輩ならすぐ結婚できますよ。」

「何を根拠に?」

じっと見つめながら聞かれたので思わずドキッとしてしまう。


「優しいし綺麗な顔してるし。嫌なことしなさそうだからです。」

そう言うと先輩は顔を背ける。


あれ、なんか変な事言ったかな。

「そう。あ、この後飯行く?」

「え?仕事まだあるんじゃなかったんですか?」

「あんなの断るための口実だよ。如月仕事終わった?」

「あ、大体区切りの良い所までは。」