「うん、そうかもね。」

「んな不貞腐れんなよ。」

「別に。」

私のスッキリしない態度に少しずつ苛立ちを見せ始める光希。


「あのさ、何でいつもそうなの?なんか思っていることあるなら言えば?」

「私はいつも言ってたよ。関係ない子と2人でごはんに行くのは嫌だって。」


「だからさっきも言ったけど」

「やめて、別に喧嘩したいわけじゃない。」


光希が話している途中で遮って話す。

だが逆効果で、彼はそれも面白くないような反応を見せた。


「少し飯行こうと思っただけじゃん。何でそんなに言われなくちゃいけないんだよ。」

分かってないな、私がここまで嫌がる理由。

今日は一緒にごはんに行こうって先に約束していたのに。


予定を忘れられるのは別によくあることだし、だけどそれに加えて他の子と一緒にごはんは私の中ではありえない。