「ねぇ、お母さん。本当に買ったもの、全部リュックに入っているの?」
「入っているわよ。おじいちゃんの魔法のリュック、軽くていいでしょう?」
「うん、なんにも入っていないくらい軽いよ!」
ホイットニーが買ったテントや、食料品などがリュックに入ったはずだが、背負ったときから変わらずに軽い。
「魔法のリュックはね、なんでも入っちゃうし、入ったものの時間を止めちゃう、すごいリュックなのよ」
「時間を止めちゃう?」
「食べ物も飲み物も、ずーっと美味しいままってこと」
だからあんなに食べ物を詰め込んだのか、とアシュリンは納得した。日持ちしない果物もリュックの中に入っているので、大丈夫かなぁと思っていたけれど、ホイットニーの話を聞いて大丈夫なのだとほっとした。
「それじゃあ、おうちに戻ろうか。今日はおばあちゃんがアシュリンのためにごちそうを用意してくれているはずよ」
「ごちそう!」
「旅立つ孫のために、ね」
やっぱりちょこっとさびしそうに見えるホイットニーに、アシュリンはにっと白い歯を見せて笑う。
「入っているわよ。おじいちゃんの魔法のリュック、軽くていいでしょう?」
「うん、なんにも入っていないくらい軽いよ!」
ホイットニーが買ったテントや、食料品などがリュックに入ったはずだが、背負ったときから変わらずに軽い。
「魔法のリュックはね、なんでも入っちゃうし、入ったものの時間を止めちゃう、すごいリュックなのよ」
「時間を止めちゃう?」
「食べ物も飲み物も、ずーっと美味しいままってこと」
だからあんなに食べ物を詰め込んだのか、とアシュリンは納得した。日持ちしない果物もリュックの中に入っているので、大丈夫かなぁと思っていたけれど、ホイットニーの話を聞いて大丈夫なのだとほっとした。
「それじゃあ、おうちに戻ろうか。今日はおばあちゃんがアシュリンのためにごちそうを用意してくれているはずよ」
「ごちそう!」
「旅立つ孫のために、ね」
やっぱりちょこっとさびしそうに見えるホイットニーに、アシュリンはにっと白い歯を見せて笑う。