「ああ……生徒会に、興味があるんだ?」
昼休みの食堂帰りを捕まえて、目的の言葉をいの一番に私が言い終わると、ジョヴァンニが不思議そうに首を傾げた。
「はいっ」
良かった……! 一言目からだと、目的の言葉が言えた。
「君って最近レオと良く一緒に居る一年生だよね? あいつは生徒会には居ないけど、良いの?」
優雅に微笑むジョヴァンニに思わぬことを聞かれて、私は目を見開いた。
それは確かに……何もかもその通りなんだけど、生徒会長で王子様であるジョヴァンニが、私のことなんて気にするとは思えなくて……そうだよね。
けれど、その前にはレオナルドだって、私のことは動きが不自然だと思っていたから協力してくれようとしているはずなのだ。
レオナルドとたまに行動を共にしている私を、同じ学年のジョヴァンニが見ていてもおかしくないかもしれない。
昼休みの食堂帰りを捕まえて、目的の言葉をいの一番に私が言い終わると、ジョヴァンニが不思議そうに首を傾げた。
「はいっ」
良かった……! 一言目からだと、目的の言葉が言えた。
「君って最近レオと良く一緒に居る一年生だよね? あいつは生徒会には居ないけど、良いの?」
優雅に微笑むジョヴァンニに思わぬことを聞かれて、私は目を見開いた。
それは確かに……何もかもその通りなんだけど、生徒会長で王子様であるジョヴァンニが、私のことなんて気にするとは思えなくて……そうだよね。
けれど、その前にはレオナルドだって、私のことは動きが不自然だと思っていたから協力してくれようとしているはずなのだ。
レオナルドとたまに行動を共にしている私を、同じ学年のジョヴァンニが見ていてもおかしくないかもしれない。