「まあ! リディアの能力(ギフト)は、頭上に恋愛指数を見ることが出来るものなのね? ……そうなの。良くわからないけれど、何だか凄いわ。私はどうなのかしら?」

 幼い頃から仲の良い友人で親友と言えるフレイン伯爵令嬢イーディスは、ついこの前に判定された私の能力(ギフト)の内容を聞き、自分の頭の上を指さして目を輝かせてそう言った。