「っ……そうなのかっ」
これについては全く予想もしていなかったのか、レンブラント様の顔は、みるみる赤くなってしまっていた。
もちろん。すぐ上にある数値、私への好感度は『100』のままだ。
これを言って数値が下がらないか気になって見ていたけれど、ほっと胸をなで下ろした。余計な心配だったみたい。
私だって能力(ギフト)がなければ、きっとこんな事は知るよしもなかったんだけど、色々と誤解が解けたので良かったのかもしれない。
「それに……冷たい態度のレンブラント様にときめいてしまった理由なのですけど……母が亡くなってから、父と兄がやたらと過干渉になってしまいまして、レンブラント様のように冷たいくらいの態度で接してくれる人が良いとまで思ってしまって……好感度が上がったのは、多分そのせいもあるのかもしれません」
「そうなのか……僕はリディアは、冷たくされる事が好きなのかと……」
レンブラント様本人がそう思っていたのなら、これまでの婚約者である私に対する態度の理由も頷けるし、彼の能力(ギフト)を思えば、それが続いてしまってもおかしくない。
これまでに二人の間にあった誤解は全て解けて、私たちは同時に笑ってしまった。
これについては全く予想もしていなかったのか、レンブラント様の顔は、みるみる赤くなってしまっていた。
もちろん。すぐ上にある数値、私への好感度は『100』のままだ。
これを言って数値が下がらないか気になって見ていたけれど、ほっと胸をなで下ろした。余計な心配だったみたい。
私だって能力(ギフト)がなければ、きっとこんな事は知るよしもなかったんだけど、色々と誤解が解けたので良かったのかもしれない。
「それに……冷たい態度のレンブラント様にときめいてしまった理由なのですけど……母が亡くなってから、父と兄がやたらと過干渉になってしまいまして、レンブラント様のように冷たいくらいの態度で接してくれる人が良いとまで思ってしまって……好感度が上がったのは、多分そのせいもあるのかもしれません」
「そうなのか……僕はリディアは、冷たくされる事が好きなのかと……」
レンブラント様本人がそう思っていたのなら、これまでの婚約者である私に対する態度の理由も頷けるし、彼の能力(ギフト)を思えば、それが続いてしまってもおかしくない。
これまでに二人の間にあった誤解は全て解けて、私たちは同時に笑ってしまった。