「それでさ二人で作戦立てた?」

お昼休み、中庭に出てきてらいと昼食を摂っていた。
「作戦?」


「え、いつき先輩と何も話してないの!?こっちはるいと遠距離恋愛からのリアコありえるかな!?とか盛り上がってたのにー!」

「らい、声でかい。」


みんな食堂か教室で昼食を食べる為、中庭に人はいないけど、
学校で私といつき先輩が偽のカップルだと周りに思われる様な事は発しないでくれ…


「作戦も遠恋もリアコもどれも何も無い予定」

サラッと言う私に明らかに引いていますという顔をするらい。


「先輩が卒業するまでは今まで通り、卒業したら自然消滅と噂されたらされたでそのままでいい。その後困ったらその時に考える。ただそれだけだよ」


「それだけって…あかねはいつき先輩に対する恋の気持ちはないの…?1年以上カップルもどきやってきてさ」


さっきの声でかい指摘が効いたか、小声で話してくれるらい



週1回は必ず一緒に帰り、週1回は必ず一緒にお弁当を食べているカップルもどきな私達だか…