「先輩帰ろー家まで送るー」


とホームルームが終わった3年1組に入ってきた朱里くん


「うん」

「らいちゃんまたねー」

「朱里とあかね、ラブラブだねー!気をつけてねー!」

らいに別れを告げ2人で教室を後にした。

らい、朱里くんとのカップルアピールありがとう。
周りの視線痛すぎるけど感謝してる。


「え!?早川さんの新しい彼氏?」「っぽいよー」「2年の雨宮くん!」「あかねちゃん今日も綺麗だなー」「おまっあれ相手はぜってぇ無理だろ」「絶倫の雨宮」「男の俺でもかっこいいと思えるわあの顔面」「朱里くんとあかねちゃんお似合いかもー」「二人共顔面偏差値たかーい!」「見てるだけで眼福」「次は年下男子かー美人はいいねー相手選びたい放題でぇー」


校門出るまでの間に生徒たちが周りで話す声が耳に入る。
どんな二つ名だよ。とか思いながら朱里くんと帰路についた


「特進科って頭良いだけあって、結構治安良いねー」

「そう?」

「俺等のことコソコソ言ってる人いなかったもん」


あー確かに。
あんな一瞬で状況見てて、恐るべし。


「まぁジロジロは見られてたけど。絡まれることも無かったしやっぱり治安良いと思うなーあ、明日お昼一緒にどう?らいちゃんも一緒に中庭で!」


「あ、うん。喜んで。」


「当分は先輩守る為にも大袈裟にするけど、引かないでね。」

「うん、ありがとう。助かる。」


中庭で一緒にご飯食べてくれるの助かるなー。
朱里くんがカップルに積極的で助かる。