私のスマホをサクサク操作するらい。


「ついでにこの意味わからない量のトーク履歴消しとくよ。ここ3日間、あかねが返信してないトークは必要ないよね。」

と素早くスマホを操作する。


「消して。」


「あーそれとさっき送った朱里の連絡先追加しとくよ。適当にあかねから連絡して。一応話はつけてるから。アイコンこれねー」

と私の連絡先に追加された画面を見せて、私のスマホは手元に戻ってきた。


「どんな人なの?」

「るいの後輩で普通科の2年生。」

「らいも知ってるの?その人のこと」


「知ってる、知ってる。

相当女遊び酷い、そんな奴です。」

「適任ではないのでは。」


女遊び酷い人を彼氏役にしたって、彼氏も女遊びしてるんだからとか、あんな彼氏辞めて俺にすればみたいなのが沸くのは目に見える。


「私とるいが知る中で任せられそうなのが、朱里しか居なかったんだよね。」


多分相当数、検討してくれたんだろうな。


「そっかー…とりあえず会ってみるしかないか。」

「女遊びが酷いって事以外は本当に信用できる奴には違いないからそこは安心して。」