「ごめんごめんっ」

「はいはい」

謝るコウに席を空ける。


そのあとは、コウがその場をどうにかしてくれていた。

↑本人はなんも分かってない。


なんとか授業を乗り切って、教室を出るときに振り返って見てしまう私を、祐莉はしっかりと捕らえていた。

それから逃げるように教室を出た私の心臓はものすごいスピードで脈をうっていた。


電車に乗ってたらインスタのフォローリクエストがきていた。

前はインスタなんてやっていなかったから、彼のアカウントを見て時間が過ぎていたことに久しぶりに気付いた気がした。


--結局そのままにして。