言葉ではそう言いながらも、明らかに照れてる光莉に、
「なんで?いつも2人だったじゃん!2人で俺の部屋で漫画読んだり音楽聴いたり……「あー!もうそれ以上はいいから!!とにかくあの時はその、ま、なんて言うか、うん、だから、その……って翼のせいだからね!!こんなはずじゃなかったのに…!」
また真っ赤に照れながらも、織田の元へ向かっていく、光莉を見て、
なんだかんだあの日から俺を意識してくれてるようで嬉しかったり、
ガタンッ。
「少しいじめすぎたんじゃない?」
光莉がいなくなったことで琉唯がイスを引いて座る。
「は?俺の勝手だろ?」
「そんなんじゃ逃げられるよ、本当に好きな人にさ」
「うるせ、それくらい知ってるわ」
「ま、あの照れようじゃ逃げないか、」
そう言いながら、笑う琉唯の肩を軽いて、微笑んだ。
絶対もっと、ずっと、好きにさせてみせる!
そう意気込んだ俺だった。