怪しい表情を浮かべていると、 「食べよう」 そう言って、中庭へと移動した私達。 思いのほかお腹が空きすぎていて 翼そっちのけでパンにくらいつく。 お腹が空いていて食べるパンはこんなにも 美味しいな〜。 そんなことを思ってると、 「光莉、ついてんぞ」 そう言ったと同時に私の唇に触れる 大きくてゴツゴツした手に、またもや ドキッと心が跳ねる。