噂の神社は霧がひどく周辺を覆っていた。

あの噂がどこまで本当かなんて分からないけれど、

早く早く、こんな地獄から開放されたい─

そのために出来ることはなんでもするからどうかどうか神様 。

『お願いします。過去に戻らせて下さい』

『3ヶ月前のあの日に戻りたいんです。』

『お願いします』

お供えものをひとつ持ってきて仏壇に添える。

その瞬間だった。

その瞬間いきなり鈍器で打たれたような痛みが身体中に広がり、足が体を支えきれず倒れてしまった

もしかしたら成功したのかもしれない

最後働かない頭でそう思うと安心して目を閉じた。









───私はまた嘘をつく .