ここで本編終了です。お疲れ様でした。

いやぁ長いですね。自分でもびっくりするページ数でした。

精々400ページくらいだと思ってたんですけど。

確認してみたら、番外編を含めると700ページを越えてて、ビビりました。

ご存知の方はご存知だと思いますが、この作品は、わたくし桜崎刹那が、「携帯小説 モバスペbook」で活動していた頃書いた作品になります。

投稿日を確認してきたんですが、なんとこちらの作品、「2020年9月27日」に投稿したそうです。

今現在、こうしてあとがきを書いている私は、2024年秋です。

丁度、クロノスタシス第6弾を公開したばかりなんですが。

初投稿は、実に4年前。もうそんなになるのかー。

自分でもびっくりですね。

4年前の自分に教えてあげたいです。「君、4年後にまだクロノスタシス書いてるよ。しかも野いちごでな」って。

多分腰抜かすと思いますよ。4年前の私。

4年も前の作品となると、ほぼ黒歴史ですね。

これまで、クロノスタシスシリーズを野いちごに移植したいとずっと考えていたんですが。

今日に至るまでそれをやらなかったのは、自分で書いた黒歴史を掘り起こしたくなかったからです。

ですが今回、私は思い立って、意を決して、自らのパンドラの箱を開ける決断をした訳です。

なんでその気になったのか、って?

いや、それはまぁ…最近ネタ切れを起こして筆が進まないので。

ちょっとした現実逃避も含めて、過去の黒歴史を漁りつつ、クロノスタシス移植作業に取り掛かろうかと思って。

蓋を開けてみたら、意外と黒歴史でも何でもなかった…って展開を、ちょっと期待しなくもなかったんですが。

やっぱり黒歴史は黒歴史でしたね。

まず一番びっくりしたことは、密度の低さです。

ページ数こそ驚異の600越えですが、1ページの密度は凄く低いんですよね。

それもそのはず、この作品を投稿した「モバスペbook」では、1ページの文字数は表示されないんですよね。

おまけに、スワイプしてページ捲っていく仕組みだったんで。

それで、1ページの密度を低めにして、サクサクとページを捲っていく感じにしたかったんでしょうね。昔の私は。

まぁ、何も考えていなかった可能性もたりますが。

野いちごさんだと文字数が表示されるので、今は1ページごとの密度を調整するようにしています。

だから、ページ数こそ膨大ですが、作品のボリューム的には、今の私と変わらないんじゃないかなって。

総文字数はほとんど一緒ですね。多分。

むしろ、今の私の方が文字数多いんじゃね?

それにしても改ページが多過ぎるので、気になったところは少しだけ手直ししました。

他にも、キャラクターの台詞とか、用語の説明とか、気になったところは直しています。

それ以外はそのままです。と言うかほぼ変わっていません。

あんまり直し過ぎると、別の作品になっちゃいますからね。

文字数のことも気になりましたが、次に気になったのは、キャラクターですね。

なんというか…うーん、ふわっふわでしたね。

それぞれのキャラクターのポジションが、まだカッチリ決まってない感が凄い。

イレースちゃんなんて、別人じゃないですか。ほぼ。

まぁこの時が初登場だったから。仕方ない。

ここから作者は4年という歳月をかけて、それぞれのキャラクターの立場を確立していくんです。

初登場の時はこんな感じだったんだなぁ、って生暖かい目で見てください。

だけど、初登場の時から、シルナが嬉しそうにチョコを食べてる描写を見つけた時は、思わずほっこりしました。

それと、ジュリスの面倒見の良さも、昔から変わってないんだなぁって。それもちょっと嬉しかったですね。

キュレムとルイーシュの二人に関しても、今とあまり変わりませんね。

それから、『禁忌の黒魔導書』とか、『聖宝具』とか、今となっては懐かしいワードが何度も出てきて、「そんなんあったなー」ってなりました。

変わったところもたくさんあれば、変わっていないところもたくさんあって、その差が面白いですね。

4年もクロノスタシスシリーズを書いてたら、そりゃ変わるところはたくさんある。

あと、イーニシュフェルト魔導学院が寂しいですね。

イレースちゃんは途中から参戦したものの。

「ナジュ君は?天音君は?令月君とすぐり君は…!?」ってずっと思ってました。

まだまだ学院はスカスカです。これから増えていきます。

ここまでやったからには、クロノスタシスⅡも移植するので、乞うご期待。

そして、最新作のクロノスタシス第6弾も宜しくお願い致します。

改めて、ここまで読んでくださった、全ての心優しき読者様に感謝を。

特に、モバスペbook時代からお付き合いいただいた読者様。

もしいらっしゃったら、是非とも熱い
抱擁を送りたいですね。

…え?要らない?…そっか…。まぁそう言わず。

それでは、また会いましょうね。