──────…正直、俺は学院長が何を考えていようと、どーでも良かった。

あぁそう、そんな魂胆があったんだ。

まぁ、あなたがそう考えるのなら、それで良いんじゃない?

その為に俺達の命を使うのなら、好きにすれば良いんじゃない?

そんな崇高な意志のもとに犠牲になれるのなら、何の意味もない死を迎えるより、ずっとマシじゃないか。

いちいち考えるまでもない。

それなりに生きて、それなりにあぁ楽しかったって思える人生だったんだから。

俺はここでフェードアウトして、あとはお偉い神様方で、好きなようにやってくれ。

「俺も好きにして良いですよ。考えるの面倒だし…。俺、諦めは早い方なので。あと、あなたには少なからず恩もありますしね」

その為に命を使えるのなら、俺の人生にも意味があったってことじゃないか。