今回の私達の作戦…と言うほどでもないが。
敢えて作戦と言うならば。
アトラスさんが前衛で相手と戦い、それを私が後衛でサポートするのが、私達のスタイルだった。
アトラスさんは剣士であり、普通の剣では相手の魔導師が使う魔法に対抗出来ない。
その為、私が魔法でアトラスさんの剣を、常に強化し続ける。
敵が炎魔法で仕掛けてくるなら、こちらは水魔法で剣を強化し、対抗する。
敵が水魔法で仕掛けてくるなら、こちらは雷魔法。
その他、敵の使う魔法の属性によって、こちらが強化する魔法の属性を変える。
これは私の仕事だ。
アトラスさんは、私が強化した剣を使う役目。
更に、私の仕事は剣の強化だけではない。
前衛で動き回るアトラスさんのサポートも兼ねている。
彼の動きを常に追いながら、その都度加速魔法をかけたり、力魔法で攻撃の衝撃を受け止めたり。
場合によっては、剣で相殺しきれない敵の攻撃魔法を受けたとき、魔力で防御壁を張る。
徹底して、前衛のアトラスさんを支援する役目だ。
地味な仕事の割には、頭と神経を使う、大事な役目。
アトラスさんの強みは、何も考えずに愚直に剣を振るうことだ。
この人は、良くも悪くも一直線で、それだけに剣に余計な迷いがない。
悪く言えば、力押しで強引…ということになるのだが。
けれど、それは間違いなくアトラスさんの強みだ。
力が強いというのは、とてもシンプルかつ、確実な長所だ。
力押しだろうが、強引だろうが…勝ちをもぎ取ればこちらのもの。
突き詰めれば試合なんて、力が強い方が勝つのだから。
そういう意味では、アトラスさんのこの愚直さは、あながち馬鹿に出来ない。
でも魔導師相手だと、そういう力押しは小細工の前に負けてしまうから。
私が、その小細工の部分を潰す。
そして、アトラスさんが思いっきり暴れられる状況を作り出す。
それが、今回私がやるべき役目なのだ。
敢えて作戦と言うならば。
アトラスさんが前衛で相手と戦い、それを私が後衛でサポートするのが、私達のスタイルだった。
アトラスさんは剣士であり、普通の剣では相手の魔導師が使う魔法に対抗出来ない。
その為、私が魔法でアトラスさんの剣を、常に強化し続ける。
敵が炎魔法で仕掛けてくるなら、こちらは水魔法で剣を強化し、対抗する。
敵が水魔法で仕掛けてくるなら、こちらは雷魔法。
その他、敵の使う魔法の属性によって、こちらが強化する魔法の属性を変える。
これは私の仕事だ。
アトラスさんは、私が強化した剣を使う役目。
更に、私の仕事は剣の強化だけではない。
前衛で動き回るアトラスさんのサポートも兼ねている。
彼の動きを常に追いながら、その都度加速魔法をかけたり、力魔法で攻撃の衝撃を受け止めたり。
場合によっては、剣で相殺しきれない敵の攻撃魔法を受けたとき、魔力で防御壁を張る。
徹底して、前衛のアトラスさんを支援する役目だ。
地味な仕事の割には、頭と神経を使う、大事な役目。
アトラスさんの強みは、何も考えずに愚直に剣を振るうことだ。
この人は、良くも悪くも一直線で、それだけに剣に余計な迷いがない。
悪く言えば、力押しで強引…ということになるのだが。
けれど、それは間違いなくアトラスさんの強みだ。
力が強いというのは、とてもシンプルかつ、確実な長所だ。
力押しだろうが、強引だろうが…勝ちをもぎ取ればこちらのもの。
突き詰めれば試合なんて、力が強い方が勝つのだから。
そういう意味では、アトラスさんのこの愚直さは、あながち馬鹿に出来ない。
でも魔導師相手だと、そういう力押しは小細工の前に負けてしまうから。
私が、その小細工の部分を潰す。
そして、アトラスさんが思いっきり暴れられる状況を作り出す。
それが、今回私がやるべき役目なのだ。