「あぁ、シュニィちゃん…。いらっしゃい」

「こんにちは。学院長先生」

「良いところに来たね。そろそろお茶にしようと思ってたんだよ。クッキー食べよう、クッキー。チョコがついてるクッキーでね?一度食べたらこれがもう病みつきなんだよ」

「あ、はい…。…じゃあ、お言葉に甘えて」

シュニィは、苦笑しながらそう言った。

シュニィとしては早速本題に入りたかったのだろうが、シルナ相手では仕方がない。

まずはお茶に付き合うことにしてくれたようだ。

シュニィが良い子で良かったな。

「シュニィちゃん、アップルティーとピーチティーどっちにする?あ、メープルティーもあるよ」

甘い奴ばっか。

「えぇっと…。カモミールティーでお願いします…」

「えぇ~…。いや、あるけど…。あんまり甘くないよ?良いの?」

「はい…」

誰もがお前みたいに、甘いものが好きな訳じゃないんだよ。

「羽久は何にする?」

「ホットチョコレート」

「りょうか~い」

まぁ、俺は甘いもの嫌いじゃないけどな。







…さて、飲み物が揃ってから。