街行く人々の痛い視線を感じながら、俺達は王都に帰ってきた。
「折角シャネオンまで行ってきたのに、ろくに観光もしてないんですよ、俺達。本当、何しに行ったんだか…」
「失踪事件の謎を解決しに行ったんだよ。馬鹿」
遊びに行ったんじゃねーんだぞ。分かってんのか。
本来の目的を忘れるな。
「お土産だってちょっとしか買えませんでしたし」
何でちょっとは買ってんだよ。
「はぁ、もう疲れた。早く帰って寝ましょうよ」
「お前、俺の背中で散々寝てたじゃん。更に寝るのかよ」
寝過ぎだろ。
「それより、先にシュニィんとこ行くぞ。報告しに」
「えー…。再来週くらいで良いじゃないですか…」
「せめて来週にしろよ」
どんだけ後回しにするつもりだ。
後に回すから、余計面倒臭くなるんだよ。
さっさと済ませようぜ。
「ほら、さっさと行くぞ。俺だって面倒臭いんだからさ」
「眠い…」
「寝るな。ったく人のやる気を削ぐことにかけちゃ、お前の右に出る者はいないな」
そんな奴に、もう何年付き合ってると思ってんだよ。頭痛くなってくるよ。
「折角シャネオンまで行ってきたのに、ろくに観光もしてないんですよ、俺達。本当、何しに行ったんだか…」
「失踪事件の謎を解決しに行ったんだよ。馬鹿」
遊びに行ったんじゃねーんだぞ。分かってんのか。
本来の目的を忘れるな。
「お土産だってちょっとしか買えませんでしたし」
何でちょっとは買ってんだよ。
「はぁ、もう疲れた。早く帰って寝ましょうよ」
「お前、俺の背中で散々寝てたじゃん。更に寝るのかよ」
寝過ぎだろ。
「それより、先にシュニィんとこ行くぞ。報告しに」
「えー…。再来週くらいで良いじゃないですか…」
「せめて来週にしろよ」
どんだけ後回しにするつもりだ。
後に回すから、余計面倒臭くなるんだよ。
さっさと済ませようぜ。
「ほら、さっさと行くぞ。俺だって面倒臭いんだからさ」
「眠い…」
「寝るな。ったく人のやる気を削ぐことにかけちゃ、お前の右に出る者はいないな」
そんな奴に、もう何年付き合ってると思ってんだよ。頭痛くなってくるよ。