「…出来るのかな?俺に」
「あん?」
「殺された人に、恥じないように…生きられるのかな」
そんなことが、もし出来るのなら。
俺は…自分の人生をやり直せるのだろうか?
「当たり前だ!」
ベルフェゴールは、パタパタと羽ばたいて、俺の肩にとまった。
「俺様がついてるんだからな!楽勝だろ!」
…雪刃よりも、一回りも二回りも…それどころか、十回りくらい小さいのに。
その頼もしさは、百倍以上だった。
「…ありがとう。これから宜しく…ベルフェゴール、さん」
「さん付けなんかするなよ。他人行儀だな」
「あ、うん…。じゃあ、ベルフェゴール」
「おう!…で、お前名前は?」
そっちは知らなかったのか。
一番最初に聞くところじゃないのか?
「吐月。吐月・サーキュラス」
「よし、吐月だな!宜しくな吐月!」
起きてしまった過去は、変えられないけど。
未来なら、これからいくらでも変えていけるから。
…多くの人に、助けられた命を。精一杯。
「…生きよう」
END
「あん?」
「殺された人に、恥じないように…生きられるのかな」
そんなことが、もし出来るのなら。
俺は…自分の人生をやり直せるのだろうか?
「当たり前だ!」
ベルフェゴールは、パタパタと羽ばたいて、俺の肩にとまった。
「俺様がついてるんだからな!楽勝だろ!」
…雪刃よりも、一回りも二回りも…それどころか、十回りくらい小さいのに。
その頼もしさは、百倍以上だった。
「…ありがとう。これから宜しく…ベルフェゴール、さん」
「さん付けなんかするなよ。他人行儀だな」
「あ、うん…。じゃあ、ベルフェゴール」
「おう!…で、お前名前は?」
そっちは知らなかったのか。
一番最初に聞くところじゃないのか?
「吐月。吐月・サーキュラス」
「よし、吐月だな!宜しくな吐月!」
起きてしまった過去は、変えられないけど。
未来なら、これからいくらでも変えていけるから。
…多くの人に、助けられた命を。精一杯。
「…生きよう」
END