このくらいの歳の子供が、どんな話をしているのか。
当然ながら、それは地域によって様々だ。
今まで色んな時空の、色んな国を巡ってきたが。
テレビのバラエティ番組や、テレビドラマの話題に夢中になる子もいれば。
アニメや漫画の話題に熱心な子もいる。
自分が部活動でやっているスポーツの話で持ちきりの子もいれば。
そんな浮わついた話は一切せず、勉強だけを黙々とやっている子もいる。
ただし、これは俺が今いる国のような、比較的先進国の高校生の話。
電気も通じていなければ、道路も整備されていない発展途上国に住んでいたこともあるが。
そういう国では、当然、テレビや漫画の話など、皆無である。
テレビって何?状態だ。
そんな国で、この歳の子供達が何を喋るのかというと。
今年は雨が多いから豊作だろうなぁ、とか。
◯◯村が干魃に遭ったらしい。気の毒だな、とか。
この間大きなハイエナを仕留めたんだぜ、とか。
そんな、実に原始的な会話が主だった。
まぁ、大事な話ではあるけども。
あとは、村の中で好きな女の子の話をしている子も多かった。
あの家の長女ちゃん可愛いよな、とか。
いやいや隣村の家の三女ちゃんの方が可愛いよ、とか。
この間の結婚式の新婦、美人だったよなぁ、とか。
先進国でもそういう話はするだろうが、こういう途上国の村での恋バナは、こちらの恋バナとは少々意味が違う。
先進国の恋バナは、あの子と付き合いたいなぁ、彼女になって欲しいな、みたいな可愛らしいものだが。
途上国での恋バナは、割と真剣な嫁探しなのである。
それもそのはず。向こうでは、地域差はあれど、16~18歳ともなれば、立派な大人扱い。
当然、そろそろ身を固めなければならない時期だ。
だから、真剣に自分の子供を産んでくれる嫁候補を探し始める。
先進国では考えられない話だろうな。
高校生と言ったら、まだ子供扱いなんだから。
地域が違えば、同じ年齢でも子供になったり、大人になったりする。
実に不思議な話だが…。途上国に紛れ込むと、「お前もそろそろ結婚しろよ」という村人からのプレッシャーが負担なので、そういう意味では子供扱いしてくれる先進国の方が良い。
その代わり勉強しなきゃならないのが少々面倒だが、それくらいは我慢する。
で…話を戻すとして。
俺がこの度編入学した学校で、仲良くなったクラスメイトとどんな話をしているのか。
結婚したい女の子の話でもなく、作物の獲れ高の話でもなく。
実に他愛のない…つまらない話だった。
当然ながら、それは地域によって様々だ。
今まで色んな時空の、色んな国を巡ってきたが。
テレビのバラエティ番組や、テレビドラマの話題に夢中になる子もいれば。
アニメや漫画の話題に熱心な子もいる。
自分が部活動でやっているスポーツの話で持ちきりの子もいれば。
そんな浮わついた話は一切せず、勉強だけを黙々とやっている子もいる。
ただし、これは俺が今いる国のような、比較的先進国の高校生の話。
電気も通じていなければ、道路も整備されていない発展途上国に住んでいたこともあるが。
そういう国では、当然、テレビや漫画の話など、皆無である。
テレビって何?状態だ。
そんな国で、この歳の子供達が何を喋るのかというと。
今年は雨が多いから豊作だろうなぁ、とか。
◯◯村が干魃に遭ったらしい。気の毒だな、とか。
この間大きなハイエナを仕留めたんだぜ、とか。
そんな、実に原始的な会話が主だった。
まぁ、大事な話ではあるけども。
あとは、村の中で好きな女の子の話をしている子も多かった。
あの家の長女ちゃん可愛いよな、とか。
いやいや隣村の家の三女ちゃんの方が可愛いよ、とか。
この間の結婚式の新婦、美人だったよなぁ、とか。
先進国でもそういう話はするだろうが、こういう途上国の村での恋バナは、こちらの恋バナとは少々意味が違う。
先進国の恋バナは、あの子と付き合いたいなぁ、彼女になって欲しいな、みたいな可愛らしいものだが。
途上国での恋バナは、割と真剣な嫁探しなのである。
それもそのはず。向こうでは、地域差はあれど、16~18歳ともなれば、立派な大人扱い。
当然、そろそろ身を固めなければならない時期だ。
だから、真剣に自分の子供を産んでくれる嫁候補を探し始める。
先進国では考えられない話だろうな。
高校生と言ったら、まだ子供扱いなんだから。
地域が違えば、同じ年齢でも子供になったり、大人になったりする。
実に不思議な話だが…。途上国に紛れ込むと、「お前もそろそろ結婚しろよ」という村人からのプレッシャーが負担なので、そういう意味では子供扱いしてくれる先進国の方が良い。
その代わり勉強しなきゃならないのが少々面倒だが、それくらいは我慢する。
で…話を戻すとして。
俺がこの度編入学した学校で、仲良くなったクラスメイトとどんな話をしているのか。
結婚したい女の子の話でもなく、作物の獲れ高の話でもなく。
実に他愛のない…つまらない話だった。