放課後、いつになく怠いHRが始まった。

欠伸をして、聞き始めた。

コンコンコンコンコンコンコンコン。
ガラガラ
なんて長いノックだろうw

笑ってしまった。

みんなも笑っていた。

しかし、、
「はるーー!帰ろー」
え?なんでまたあの人飛竜が?

ノックした人が飛竜だと分かった時、全員が静まり返った。

先生も怯えているらしい。

「吉川さん、帰って良いわよ。」
びっくりするほど細い声で言った。

「え、でも。」
とは言えなかった。扉の方を見ると、ものすごい笑顔の翔さんがいた。

笑顔の圧だ、、。
来るよね?とでも言いたげに微笑んでいた。

何故か私は飛竜に連れ出された。

「なんですか。」
怯えているのが自分でもわかる。

「はる。ちょっと付き合ってよ。」
なになに意味がわからないんですけど。

私は何故か飛竜にカラオケに連れて行かれ3時間ずっと聞かされ続けた。
ムカつくことに歌が上手いのだ。