「集合掛かってるぞー。コブラ」
「うそっ。行ってくるね。」
最近またまた茉奈は忙しいみたい。
茉奈に限らず、ヘビ座とコブラ座の対立が深まっているため、どちらも限界体制である。
それに応じて、紗矢探しも活発化している。
コブラ座の絶対的エースだったからだ。紗矢が帰ってこれば必ずまるくおさまる。
私がこっちの地区に来たのは最近なので最近知ったことだか、紗矢は金髪ボブで、細身の背は低め。可愛い系の顔らしい。
そして噂ではお腹にコブラのタトゥーが、腕に2つ星のタトゥーが入っているらしい。
あーなんか聞いているだけで恐ろしい。

「おーいー!やばいぞ、はやく指示聞け!血戦が始まるかもしれないぞ!」
血戦。それはコブラ座とヘビ座のトップの直接対決を意味する。
大きな戦いになりそうだが、yellowである私達が任されるのはたいていチンピラの撃退くらいだ。
なので行かなくても変わらない。
「コブラ座!はやく!!きて!!」
何か大変なことが起きているような気がした。
私は今日、準備してきた。最近、厄介ごとが多いから、飛竜になにか、翔先輩に何かあったら困るから。あの人が知ったら怒られるかな。

ビビッ、ヘビ座の指令が下った。
「こちらはヘビ座ジョーカー。花丸体育館の近く。
yellowは警備。
血戦は花丸体育館で行う。」
ビビッ、
「はいはーい!コブラ座茉奈。〜、、。」
こっちはコブラ座の戦闘状況。実はハイジャックした。バレたら怒られるけど、大切な人のためだから。