もう今までの生活はできないの?


 「大丈夫よ 私たちが守るから 」

 「お前は生きないとな」


 二人の声は近くで鳴ってるのに、

 遠くの方で聴こえてるみたいに、アタシの耳に入ってこなかった。




 あの花、もう少しで咲きそうだったのに──