彼とデートが楽しみでアラーム一回鳴ったので起きれた。

玄関にある鏡で全身チェックしてドアを開けた。

「おはよ!!桜ちゃん」

家の外でわたるさんがタクシー呼んで待っててくれていた。

「おはようございます!お、お迎えありがとうございます」

「全然!俺が迎えに来たかったからきただけよ!」

彼女扱いされてる。

素直に嬉しいと思える。

タクシーに乗りわたるとたわいもないお話をしてたらあっという間に動物園に着いた。

「チケットは前売り券買っといたからあるよ!」

チケットまで用意してくれるなんて嬉しい。

「ありがとうございます!」

わたるが手を出してくれた。

「今日は彼女なんだから、手繋ごうよ!」

「分かりました…」

わたるさんの手が触れてる…。

これはやばくないですかぁぁぁ。

「今日は来てくれてありがとうね!今日服かわいいね」

「わたるさんも…カフェの制服しか見た事ないから私服が似合いすぎてかっこいいです♩」

桜ちゃんと居ると落ち着く。

「わたる!!見て!カピバラがいるよ!」

カシャ

「え?わたる?」

「桜ちゃんが楽しんでいるのを写真で収めておこうかなって思ってさ!」

2人で楽しんでいる時…

「あーわたるじゃん!!久しぶり♩」

「…。どうしたの?」

わたるさんの顔が暗くなった。

「あー桜ちゃんだっけ?わたるの彼女になれたんだね!おめでとう」

「彼女じゃ…」

「あなたみたいに他の人好きにならないくらいわたるのことが大事で大好きなので!負けません!」

彼女が俺のことを守ってくれた?!

俺かっこ悪いなぁ…。

わたるさんを守るのは私。

彼女になれなくっても、わたるさんが幸せならそれでいい。

「なーに。偉そうな女。こんな彼女のどこがいいんだよ。」

わたるが私の前に立った。

「桜ちゃんのことこれ以上悪女みたいな言い方するのやめて欲しい。」

「なーにー?その女のこと好きなんだ」

私が思ってないことわたるは言った


「桜ちゃんのこと好きだよ。
好きだからあなたに桜ちゃんのことを悪人みたいな言い方される意味がわからない。彼女が大切なんだ。」

夢?わたるが…私の事好き?

私が…大切なんだ…?!!

「ふーん!軽い女に惹かれたんだね…!」

「私、わたるのこと大好きなので!これからもずっと
あなたと一緒にされたくないです!」

彼女が、、言い張ってくれてる…。

庇ってくれるのは、、本当に初めてすぎて違和感がある。

「あっそ!」

「わたる私と寄り戻したかったら、その女の別れることだよね。」

わたるさんが『うん、分かった』って言ってる。

うち彼女なの?ん?!

元カノさんが立ち去って行き、、

わたるさんが私の方を見て両手を握って。

「桜ちゃんごめん。流れで君を彼女って言ってしまった。」

「ううん、全然気にしてないですよ!
でも、ビックリしましたよ!!
わたるの彼女って言われて少し嬉しかったです!」

わたるはポケットからブレスレット出して左腕に付けてくれた。

「これ、バラのブレスレットを桜ちゃんに渡したくって買ってきたんだ!めっちゃ似合ってるね♡」

「え、可愛い♡ありがとう!大事にします」

桜ちゃんが喜んでいる姿がもう可愛すぎてたまらない。

心が温かくなる。

わたるが私の為にブレスレット選んでくれた。

めっちゃめっちゃめっちゃ嬉しいんですけど!!♡

「わたる!ここで待ってて!」

「うん!分かった!」

お土産さんコーナーに行き。

わたるさんにプレゼントする為のものを選んだ…

プレゼントするものを決まりわたるさんのところに戻った。

「わたるー!!お待たせー!!」

「全然待ってないよ!どこ行ってたの?」

目の前に出したのは、カピバラのキーホルダーをわたるさんに渡した。

「カピバラが可愛かったからこれにしたんだ!
しかも、私とお揃い!彼女みたいでしょ?」

「え、ありがとう!可愛いね!」

桜ちゃんが、俺のために選んでくれたキーホルダー。

動物園を仲良くカップルみたいに写真撮りあったり、ご飯を食べたりして。

あっという間に、辺りは真っ暗になって。

チャペルがある夜景スポットにタクシーで行き到着。

めっちゃ辺りはキラキラしててとても綺麗。

わたるさんが更衣室行こうって誘ってくれて。

行ったら真っ白でキラキラしてるドレスが1着置いてあった。

「そのドレスに着替えて、ヘアメイクとメイクしてもらってまた外に出てきて!俺も着替えるからさ!」

「うん!ありがとう!行ってくる。」

彼女が着替えてる最中。

俺は、カスミソウ99本を注文しており受け取り。

彼女が出てくるを待った。

私…お姫様みたい。

準備が出来、わたるの前に立ち。

「わたる。お待たせ♡」

「桜ちゃん綺麗だよ。めっちゃ似合ってる。
チャペルの方に移動しよ。手を僕の脇に通して。」

「うん!」

ゆっくり1歩1歩チャペルの方に移動して。

桜ちゃんと向かい合い。

カスミソウ99本のを目の前にだして。

「僕と結婚前提でお付き合いしてください」

夢だったこの時が今日来るなんて…(泣)

何も言い出せなかった…。

嬉し涙が止まらなくってやばかった(泣)

「はい♡わたるの事が大好きです。」

俺は、この世で1番美しい姫と出会えたと喜びが隠しきれなかっまた。

その時後ろから拍手が聞こえた。

後ろ振り向いたら。

兄ちゃんと淳と桃と錬が居た。

「皆ー(泣)」

「わたるに呼ばれたんだ」

「桜!めっちゃ綺麗だよ!」

「桜さんめっちゃ綺麗です。めっちゃ輝いてます。
おめでとうございます」

「桜…(泣)本当に綺麗(泣)
兄ちゃん嬉しいよ(泣)」

わたるサプライズの仕方上手くって、、ずるすぎる

「皆さん。集まって頂きありがとうございます。
俺わたるは、ずっと桜ちゃんのことを行き帰り通ってるのを見てました。いつか、直接話したいなと思ったりもしてずっと願っておりました。
元カノと付き合ったのは桜ちゃんのことを忘れるためでしたが、忘れることと好きという気持ちを抑えられず別れました。今後も桜ちゃんと一緒に生きてきたいと思います。応援の方よろしくお願いします。」

チャペルに拍手が響き渡った

「桃と淳ずっと応援してくれてありがとう。
諦めるなって言う言葉に私は救われていました。
ありがとう。錬…(泣)
す、好きになってくれてありがとう(泣
また、皆で出かけよーね!ありがとう!
兄ちゃん(泣)やっと恋が実ったよ!ずっと悩みの相談 乗ってくれてありがとう。
パパママとして私も大事にしてくれてありがとう!」

チャペルに拍手が響き渡った

私はわたるの方を見て。

「わたるとは片想いじゃなく、、両想いってこと知って私はものすごく嬉しいです!こんな私でよろしければお願いいたします。」

わたると私は誓のキスをしました。

爽やかイケメンわたるは、今もこれからも先もずっと私の大切な人です。

この恋が実るのに時間かかったかもだけど、、。

これからは二人一緒に入れる時間を大事にしていきます。

俺にとって本当に大事なものを手に入れ、、。

桜ちゃんとずっと仲良く居られますよーにです!

おしまい