Side優斗

土曜夜。


突然、未奈が私を愛してとか変なこと言ってきた。


きっと、未奈は俺が本当に好きなのかを確かめているんだろう。


未奈はあまり家庭環境が良くなく、自分が依存できる人に関わっている。


俺の隣でスヤスヤと眠っている未奈にキスをする。


といっても、結構俺は構ってあげてる方だと思うし、デートとかも連れて行ってやってる方だと思う。


やっぱり不安なんだろうな。


『……大丈夫だから』


そう強がってる未奈を思い出して、その時よりは信頼されてるんだろうなとニヤニヤしてしまった。


「……ずっと好きだから、未奈」


明日はデートに連れて行こうと思い、未奈を抱きしめたまま眠りについた。

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