旦那が出張中のとある日
この日は仕事が休みだったため、日中はお弁当の材料を買いに行き、作り置きを作ると、家中の掃除を済ませて夜のドライブデートに向けて支度をする。
彼からのメール受け、玄関を開けると彼が車の窓から顔を覗かせ、手を振る。
私も手を振り返し、彼の車に乗り込んだ。
暫く走ると、海岸沿いに出た。
「先輩、海行きますか?」
「うん、行こうかな」
海に出ると冬だからか人っ子一人も居らず、ふたりきりの世界が広がる。
「先輩、今の生活幸せですか?」
「…幸せじゃない。でも、それは君も一緒でしょ?」
「気付いてたんですか?」
「うん」
「まぁ、妻も居るのに、家族よりも先輩とデートしてる時点で気付かない方も変か…」
と勝手に納得して、彼は私に向き直り
「俺、今日妻に離婚届を提出しました。先輩…俺の妻になってくれませんか?」
この日は仕事が休みだったため、日中はお弁当の材料を買いに行き、作り置きを作ると、家中の掃除を済ませて夜のドライブデートに向けて支度をする。
彼からのメール受け、玄関を開けると彼が車の窓から顔を覗かせ、手を振る。
私も手を振り返し、彼の車に乗り込んだ。
暫く走ると、海岸沿いに出た。
「先輩、海行きますか?」
「うん、行こうかな」
海に出ると冬だからか人っ子一人も居らず、ふたりきりの世界が広がる。
「先輩、今の生活幸せですか?」
「…幸せじゃない。でも、それは君も一緒でしょ?」
「気付いてたんですか?」
「うん」
「まぁ、妻も居るのに、家族よりも先輩とデートしてる時点で気付かない方も変か…」
と勝手に納得して、彼は私に向き直り
「俺、今日妻に離婚届を提出しました。先輩…俺の妻になってくれませんか?」