一瞬だけど、駿の顔が頭に浮かんだ。

ヤバいよね。


「亜矢!!聞いてる?」


「ごめん。ちょっと酔いまわってるかも・・・。」


仁美は、私の顔を見ながら、大丈夫?と言って。


「出会いに運命求めに来たんじゃない!頑張れ!亜矢。」



両手で顔を押さえて、パンパンと正気になろうとしていた。

駿・・・。

頭から、消えてよ?



「亜矢ちゃん?」


「今日はありがとう!!あのさっ・・・」


もう、お開きになる時間になった頃。
飯島君は私に言った。