「……よろしく」

私は短くそう言った

「癒姫ちゃんってどこから来たのー?」

「…関西から」

あんまり仲良くしたくないのにな…

だって仲良くしたら‪︎︎ ︎︎ ︎︎"︎︎あのこと‪”‬知られるかもだし

「私、あんまり君たちと仲良くする気ないからほっといてくれない?」

私は仲良くする気がない旨を閏井君に伝えた

「な、なんで?僕、癒姫ちゃんと仲良くしたいのに…」

「別に仲良くする必要、ないから。」

私はひとりで十分。だって今までもひとりで生きてきた

仲良くしたって私の前からいなくなるんだから。それなら最初から仲良くしない方がマシ

「む〜!癒姫ちゃんがなんて言おうと仲良くするもんね〜!」

閏井君は私が突き放したにも関わらずそう言った

「はぁ…もう好きにしたら。でも私は必要最低限話さないよ」

私は諦めてそう言った

「やったー!!これからよろしくね!癒姫ちゃん!僕のことは気軽に柊磨って言ってね!」

面倒事になったなぁ…

そう思いながら窓の外を見た