「ぅ、あっ」
鳩尾に蹴りが入って呻き声が漏れる。それを楽しそうに笑って聞いてる彼女達は、何処で狂ったのだろうか。
「前髪鬱陶しいしブスだし」
「ほんと!なんであんたなんかが姫なの」
腕を踏みつけられてグリグリと力を込められる。
「いっ、」
流石に痛過ぎる。このまま痛みに耐え切れるかどうか考えていれば。
「そうだ!この鬱陶しい髪切っちゃおうか」
あまりにも酷い言葉が落とされる。
「ほら。丁度ここにハサミもあるし」
楽しそうにハサミを取り出すリーダーパンダ。
「押さえつけてて」
流石に髪の毛は隠しきれないと。逃げようとすれば両手両足を、しっかりと掴まれて押さえつけられる。
「や、め…」
「やめてよ喋らないで。気持ち悪いから」
抵抗しようとするけど押さえつけられた身体はピクリとも動かない。